新神戸駅近くの北野を思い浮かべる人が多いでしょう。
今回紹介する塩屋は知名度こそ低いのですが、
北野とは違った雰囲気を楽しめる見所がある町です。
今回は塩屋付近を歩きました。
別名ジェームス山とも呼ばれ高低差があります。
洋館は眺望を重視してか高台に建てられてますが、
そこへの道は坂が多く若干不便ではあるものの、
大阪湾を見下ろす景色は絶景です。
山と海がこれほどまでに近い住宅地は
平野が多い関西では珍しいほうかもしれません。
まるで呉か長崎のような錯覚を覚えました。
また塩屋は太平洋戦争での空襲の対象にならなかったので
今も戦前の神戸を感じれる貴重な場所といえます。
旧グッゲンハイム邸はシンボル的な建物で、
月に一度一般に公開されています。
窓からは海が見え
涼しい風を感じることが出来ました。
旧グッゲンハイム邸は別人宅だった
https://www.kobe-np.co.jp/news/sougou/202008/0013581069.shtml
この神戸新聞の記事によると
グッゲンハイム氏は別の家に住んでいたようで、
長い間、誤まった情報が既成事実化していたとのこと。
まあ、いくら所有者が違っていたとしても
建物の価値は変わることはないと思いますが
それにしても驚いた話ではあります。
グッゲンハイム氏の元々の家がこちら。
竹内邸と呼ばれる建物で実に立派な洋館です。
そして周囲は細い路地が入り組んでいます。
下の写真にあるコンクリの煤けた壁は
おそらくは戦前からのものでしょう。
今回は東半分のみの訪問となりましたが、
塩屋は観光地化されてる雰囲気があまりないので、
北野とは違った楽しみ方が出来るものと思います。
ぷらっと散歩がてら訪れてみるのも良いでしょうね。
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