2022年03月17日

パパとムスメの東海道五十三次・宮宿→名鉄豊明駅

●12日目、宮宿→鳴海宿→有松→名鉄豊明駅


↑詳しいルートと記録は【山行記録のページへ】もご覧ください。

1月にも関わらず快適な気温の道中でした。

桑名から宮宿は本来なら七里の渡しなのですが、
今の時代はチャーター船を利用するしかなく困難なので、
我々は一気に鉄道で抜けることにしました。

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まるで近鉄特急はゆりかごのよう。

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宮宿の由来になっている熱田神宮に参拝して、
名物の「宮きしめん」を頂きました。

初めての出汁と麺の太さに娘は驚きを隠せません。
ちなみに帰りに「みたらし団子」を買ってみたのですが、
こちらのタレは甘くないのでこれも驚いてました。

土地によっての味の違いは良い経験になりますね。

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七里の渡し場で松のポーズをして出立〜!

名古屋市街は戦災で随分とやられましたが
宮宿周辺では旧家が少し残っているようです。

少ないながらも旧家があることに嬉しさを感じつつ、
和菓子屋を見つけると「いちご大福」を食べては休み、
序盤はいつもよりスローペースで進んでいきます。

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とはいえ、今回の区間の大部分は市街地。
ビルの合間の何気ない懐かしい光景が癒しになるのですが、
娘にとっては前回のように雪が積もっているわけもなく、
やや退屈そうに歩いていたように感じました。

まあ、気のせいかもしれませんが、
もしかすると都会より田舎のほうが好きなのかもしれません。

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呼続付近は愛知の由来となった「あゆち潟」があったそうです。
鎌倉街道とも交差する古い歴史のある場所です。

娘は「タヌキがマスクしてる!」と喜んだり、
東海道の碑があれば何を書いているかわからないけども
とりあえず見たりして町歩きを楽しんでいる様子です。

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いつものミニチェアーは今回も大活躍。

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笠寺観音は昔ながらの門前町の風情がなんとも良かったです。
笠寺の名前の由来として雨に濡れた野ざらしの観音様がいたところ
不憫に思った娘が笠を被せてあげたというエピソードが残っています。

娘はこういう昔話系が好きなようで看板を見ては説明するのですが、
大抵の案内看板に書いている文章は子供には堅いんですよね。
それを噛み砕いて説明するには少し頭を使います。

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笠寺一里塚。やはり本物は違います。

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鳴海宿は伝統的な古い商家が点在し枡形も残っています。

この先にある有松と比べると
さすがに旧家の数や見どころは少ないですが
有松だけで満足しては勿体ないような気がしました。

この地域の名産である「絞り」は
元々、九州から来ていた人の絞りの服をヒントに
手ぬぐいで売り出したのが発端なのだそうです。

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名残の松(左)は遠近法で手前の若い松と同じように見えますが
よく見ると遥かに大きいのがわかると思います。

娘はしゃがんで松ぼっくりタイムです。
この時期になるとなかなか落ちていませんが、
こういう楽しみは大事にしていきたいものです。

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有松。絞りで繁盛した商家の町並み。
この風情がたまらないです。

絞りの暖簾が各家にあったり、連子格子になまこ壁、
虫籠窓といった尾張の伝統的家屋がてんこ盛り。

実に見応えありました!

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そんなこんなで今回は全般的に見所が多くて、
行程がカツカツ気味でマズイ状態になっていました。

結局、初となる昼めし抜きになったわけですが、
これについては出立前に宮きしめんを食べてますし、
ゴールまで特に腹が減ることなく事なきを得ました。

きしめんの腹持ちは最高です。

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それはそうと、
今後も時間を押すような場面はあると思います。

娘→疲れたら座って休憩したい(後半になると多めになる)
私→行程を予定通り進めたい(帰りの時間が気になる)

この両立は相反することなので難しいですが、
今だから出来ることとして「肩車」が頭に浮かびました。
まあ、頻繁にすることはできませんが・・・。
5歳でも20s近くあるのでホント今だけの限定技です。

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肩車をして街道歩きをしてみると当然ながら娘は楽ちんですが、
私も意外と軽快に歩けるもので良い気分転換になりました。

ただ、肩車とはいえ高所なので安全第一でなくてはいけません。

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中京競馬場前に馬のモニュメント。
この辺り一帯が桶狭間と呼ばれる場所です。

付近には前後という変わった地名がありますが
一説には桶狭間の戦で首が前後いたるところにあったのだとか・・・。

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豊明駅でのゴールでは達成感に溢れたポーズをしてくれました。

次回は岡崎の手前まで進めれたらと思います。
持ち運んでいたミニチェアーは今回でお役御免になりそうです。

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そしてナナちゃんとのコラボ


  
posted by にゃおすけ at 08:00 | Comment(0) | 東海道五十三次 | 更新情報をチェックする
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