2022年05月06日

パパとムスメの東海道五十三次・御油宿→吉田宿

●16日目、御油宿→吉田宿


↑詳しいルートと記録は【山行記録のページへ】もご覧ください。

やや肌寒い日となりました。
街道には小さな花が咲いていて春を感じつつ、
娘は花を探しながら楽しんでいるようでした。

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名古屋へはアーバンライナーを選択しました。
ひのとりは楽ですが3連休ということで混雑気味で、
隣に誰かくれば長時間抱っこを強いられてしまいます。

幼児は無料とはいえ座席確保となると料金がかかるので
安く行くには空いてる列車を選ぶ必要がありました。

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ポーズを決めて御油宿をスタート!
御油橋は欄干が低いので見渡しが良いですね。

街道では時おり古風な橋と出会えるから楽しいです。
昭和10年改築なので国道1号だった時代もあったであろう橋。
その構造は今の時代にない良さがあります。

そんなことを妄想したりしてるとき、
娘は魚がいるか川を見てチェックしていました。

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東海地方では昔ながらの乳母車店を見かけますね。
竹で編んだ古いタイプも今でも売っていたりするので凄いです。

このお店がある国府という集落は
古くから市で賑わい在郷町として長い歴史がある町で、
昔と変わらぬ道幅に古い家が建ち並び雰囲気が良いのですが、
いかんせん豊橋が近いことで車が多い・・・。多い・・・

写真を撮るにも一苦労で通り抜けるのが大変でした。

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名鉄を跨線橋で越えます。

国府は古い時代は名前のとおり政庁があったと言われています。
歴史のある町は街道のルートが時代によって違うことがあるもので
北方の白鳥集落を経由する道筋など資料によって違ったりします。

我々は分間延絵図に描かれた道筋を歩いているので、
絵図のとおり進めばいいだけなので気持ち的には楽なんですが、
このような悩ましいポイントは結構あるものです。

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10時半に出立だったので早くも昼食です。

候補となる店は事前に複数マッピングしているので、
地元のお店も迷うことなく入ることが出来るのですが、

問題は”量”です。

娘は歩き始めた昨秋と比べても随分成長してきました。
なので、私の料理を分け与えるだけでは少ない量なので、
子供メニューがない場合は1人前を頼むことになります。

でも、1人前だとちょっと多いんですよね・・・。
残したものは勿体ないからと私が食べてしまいます。

街道歩きは痩せると思ってる方がおられると思いますが、
街道沿いには和菓子屋など名物が付き物でもあるので
むしろ太ることを覚悟したほうが良いでしょう (^^;

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豊川市桜町。かつては名前の通り桜の名所だった場所で、
蕎麦切りを名物とする茶屋がずらーっと並んでいたそうです。

おそらく桜町と言っても地元に人以外は知らない町と思いますが
良いと思った場所はどんどん撮っていきたいものです。

そして、娘は神社でもぐもぐタイム
今回も気分展開にお菓子は欠かせません。

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小坂井。豊橋を前にした旧道筋にある町で
春は兎足(うたり)神社の「風まつり」で賑わいます。

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神社の境内にはウサギの大きな張りぼてや
ウサギのマーク(社紋)を見ることが出来ました。

賽銭箱のマークに思わずびっくり。
娘に一緒に撮ってとせがまれました。

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この日の風は北西からのもので結構な強さがありました。
話に聞くと伊吹山から来ているのだそうです。
そのせいかかなり冷たく感じました。

さぁ、難所の豊川放水路に架かる高橋です。

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見ての通り歩道が全くありません!

橋の高さもありますし強風が吹いてましたし、
しかも交通量がそこそこあるのです。

昔の難所といえば峠道や盗賊が出る場所が頭に浮かびますが、
そういう場所は整備されたりと昔ほどの危険ではなくなりました。

現代ではこういう場所こそが難所といえるもので、
娘は私の後ろで恐々と歩いていたのが印象的でした。

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ちなみに、豊川放水路は昔は江川といいました。
大雨が降るたびに橋が流される被害があったそうです。

それで高い場所に架けたことで「高橋」という名が付いたようです。

高橋を渡れば豊橋市。市境には魚市場があるようなので
曜日や時間帯によっては交通量が大きく違うかもしれませんね。

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瓜郷遺跡。

今回も10km程度の行程だったので
以前寄れなかった場所にも寄れて良かったです。

吉田宿は豊橋空襲で昔の面影が殆んど残っていませんが
下地の辺りは旧家も多く風情がありました。

洪水対策なのか石積みの上に建てられた家も散見できました。

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対岸が吉田宿。
奥に見える橋が豊橋で昔は今橋と呼ばれていました。
江戸時代において幕府直轄の五大橋のひとつだったそうです。

ゴールで渾身のポーズ!

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夕食には豊橋カレーうどんを頂きました。

今回は驚いたことに3名の方と道中でお会いしました。

地元の方とのお話は思いがけないことを知れることが多いもので、
お一方からは「ブラックサンダー」をお土産に頂いたのですが、
パッケージに豊橋の文字が書いてあって驚きました。

ようするに豊橋で作られていたんですねー。
また太っちゃうなと思いつつ美味しく頂きました(笑

次回は泊まり行程で二川、新居宿までを予定しています。



  
posted by にゃおすけ at 08:00 | Comment(0) | TrackBack(0) | 東海道五十三次 | 更新情報をチェックする
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