2023年01月10日

パパとムスメの東海道五十三次・JR鶴見駅→JR品川駅

●39日目 JR鶴見駅→京急蒲田駅→品川宿→JR品川駅


↑詳しいルートと記録は【山行記録のページへ】もご覧ください。

約1年間に渡って歩いた東海道も今回で最後。
朝早くに無理矢理起こして家を出発するのも最後。
そしてシンカンセンスゴイカタイアイスを食べるのも最後・・・。

いろいろ感慨にふけってる私に対して、
娘はいつもと何ら変わらない様子で座っています。

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東京タワーのつもり

と、まあ無事に新幹線に乗れたわけですが、
実は新大阪の乗換えが列車遅れで僅か4分だったので
乗り遅れる可能性が大いにありました。

乗り遅れれば計画を練り直せねばいけません。
しかも、早得切符なのでキャンセルは不可。
それはもう、2人そろって必死に走りました(涙

そして娘はこう言うのでした。

父ちゃんいつもギリギリやねん

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トラブルがありましたが予定通り鶴見駅より出立です。

鶴見の東海道筋は繁華街の西側とは対象的に
東側はどこか長閑な雰囲気が漂っています。

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鶴見という名前は徳川家康に関係していて
川の上を鶴が舞うのを見て名付けたと言われています。

名物”よね饅頭”を鶴見神社でいただきました。

まだ歩き始めて間もない時間でしたが、
見るからに柔らかそうだったのでつい❤

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特長的な鶴見橋は風光明媚な眺めを見れた名所で、
数々の書物や絵図に残されています。

ここから見えた富士や箱根といった山々や、
海を行く舟に多くの旅人や文人の心をとらえたのでしょう。

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一方、娘は案内看板のキャラクターに心をとらわれている様子(笑

今回の区間は都会なだけあって街道沿いにはお店がたくさん。
カワイイのがあれば「撮って!」とせがまれます。

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凝ってるタイルアートを撫でてみたり

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川崎宿は川崎大師の門前町であったとともに
六郷の渡しで賑わった宿場町。

今も繁華街に往時の賑わいを感じます。

以前歩いた時は夜だったので印象が全く違いますね。
朝の時間だと静かなもので安心して歩くことができました。

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かわさき宿交流館には浮世絵の顔ハメがありました。
ここまでの大きいものはなかなか珍しいですよね。

そして、お昼は隣の東照にて頂きました。

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川崎名物だった”奈良茶飯”をおこわにアレンジしたもので、
シジミ汁との相性も抜群で一気に平らげてしまいました。

ちなみに、娘は”あんみつ”でした。
それ、おやつやん(笑

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昔、奈良茶飯を出してたお店は万年屋と言いましたが
今は既になく、跡地にはマンションが建っています。

ここを左折すれば多摩川になるので
旅人が舟から降りて一息ついた場所だったことでしょう。

その多摩川ですが下流部は六郷川とも呼ばれています。

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私「ここにはタマちゃんがいてね」
娘「???」
私「アザラシだよ〜」

と言うと必死に探す様が印象的でした。

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多摩川を渡れば、いよいよ都内。
県境跨ぎもこれで最後です。

都内に入っただけなのに泣きそうになりました。

さて、ここから暫くは
下のような幅の広い道が続きます。

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川があれば魚がいないか覗き込む娘。
これは滋賀県を歩いた時からの恒例ですが・・・。

川の水が「真っ黒やん!」と驚いておりました。

これは影になっていたからでもあるのですが、
「なんで?なんで?」と好奇心旺盛に聞いてくる娘に、

「工場がいっぱいあるからちゃう?知らんけど」
と、サラッと答えておきました。

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蒲田には薬屋の敷地に梅の木が
数百本と花木を植えた梅屋敷があったそうです。

それにしても京急蒲田駅の変貌ぶりは凄いですね。
なんというか壁ですよ。壁!!

そんな驚いてる私を尻目に
娘は謎のポールに勝手に座って休憩しておりました(汗

まぁ、休憩できるときに休憩するのがベストです。

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大森町駅付近。
久々に寒い中の街道歩きになったので
娘のトイレの間隔がやけに短くて大変でした。

実は私も似たようなもので
昼飯の時に水分を結構摂ったのが影響していたのでしょう。

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大田区美原通りでの旧道では
昔ながらの海苔問屋が多くて風情を感じることができました。

やはり旧道は良いものですね。

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浮世絵シャッターを見つけて真似をする娘

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カワイイのがあれば撮影に余念がありません。
これまで撮影した写真は私の量を凌ぐほどです。

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やがて、”しながわ水族館”の横を通過。
実は一番最初の計画ではここに寄る予定でした。
娘に「ドラえもんのほうががいい!」と言われたので
計画から外してしまった経緯があります。

ちなみにこの日は翌日の天気予報が悪かったので
蒲田までだった予定を品川まで前倒しして歩きました。

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鈴ヶ森刑場跡で記念写真。
石碑群におどおどしいものを感じました。

娘は処刑がよくわからないらしく
「悪いことしたら捕まってここで殺されるで」と教えました。

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そして少し進んだ場所にある泪橋では

私「お父さんお母さんはここでお別れやねん」
私「だから”なみだ”橋やねん」
娘「なんやそれ、怖いやん!!」
私「悪い事したらあかんで」
娘「うん」

と、まあ、旅は教育の場でもあります(笑

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品川寺

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力石を試す娘。腰いわすで

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青物横丁から品川にかけて長い商店街が続きます。
人は多いものの車は少なく安心して歩けました。

品川宿は江戸の出入口としての賑わいがあった場所。
北の吉原、南の品川と言われたほど花街の一面もあったようです。

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宿場から横に延びる道に目をやると坂になっています。
昔は海だったことがわかる何よりの証拠なのですが、
今となってはちょっと信じられませんね。

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あまりの列車の多さに嬉しくて撮り鉄デビュー

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品川駅高輪口の交番前で1日目を終えました。

夕食は蒲田の羽根付き餃子で完歩ぃ。
蒲田といえばこの餃子らしいです。

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さぁ、明日はラスト!あと7kmです。

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posted by にゃおすけ at 08:00 | Comment(0) | TrackBack(0) | 東海道五十三次 | 更新情報をチェックする
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