2023年09月27日

パパとムスメの東海道五十七次・京阪墨染駅→淀宿

●2日目 京阪墨染駅→伏見宿→淀宿


↑詳しいルートと記録は【山行記録のページへ】もご覧ください。
 
約1か月ぶりの東海道歩き。
この間に娘は小学生になりました。
前回の歩きからそう時間は経ってないものの、
小学生というだけで随分と成長を感じます。

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移動では記念に京阪プレミアムカーを利用しました。
1つの席が500円の快適空間なわけですが

私「ガチャガチャ2回分出来るで。」
娘「高いわ!!」
娘「もう乗らんからガチャガチャさせて!」と。

さすがは大阪の女の子です(笑

いざ、淀宿へ出発っ!

桜は散ってはいるものの爽やかな貴重な晴れ間。
翌週から京都競馬があるので混む前に歩けてラッキーでした。

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墨染寺。読み方は「すみぞめ」ではなく「ぼくせんじ」

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墨染は駐車場が京都市内より安いので
パークアンドライドで度々使うことがあるのですが
狭い道だらけで車が多いという印象があります。

これだけ見れば京都市街も似たようなものですが、
かつて墨染には遊郭があったことがわかりました。

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その名は『橦木町遊郭』
今は入口だった場所に二本の石柱があるぐらいで、
昔を偲ぶものは殆どないように見えました。

石柱には「志ゆもく町廊入口」と書かれてあります。

ここで、娘に遊郭のことをやんわり教えます。

「大人が遊びに行くところやねん」
「鬼滅にも出てきてたやろー?」

すると、娘は「あ〜、わかった!!」と。
アニメの力で説明が省けました(^^;

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少しして「ちょっと腹減ったわー」と
娘が突然言い出します。

え、まだ1キロも歩いてないよ!?と思いつつ、
実は先ほどから和菓子屋がチラチラ見えていたのです。

いかにも寄れ的なニュアンスで言ってくる娘。
まんまと策略にハマってしまいました。

確実に成長しています(笑

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甘味は街道歩きの楽しみ♪

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しばらく行けば、伏見宿です。
宿場が近くなるにつれ賑わいが出てきました。

UFOが乗っかったようなアーケードに驚き、
古い道標を見てはテンションがあがります。

京都は戦災や災害が少なかったからか
古い建物が多く残っていて町歩きが楽しいものです。

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「 左 ふねのり場」「右 京大津みち」

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東海道五十七次 伏見宿。
伏見城の城下町でもあった酒どころ。

ただ、街道は酒蔵や寺田屋などの観光エリアを
迂回するような道筋になっています。
これは城下町でもあるがゆえのものでしょう。

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ちなみに迂回したエリアには遊郭がありました。

地名に「西」「東」と付いてる辺りには、
往時を思わせる建物が一軒だけ残っていました。

この色合いがたまらんですね。

他にも、昭和6年創業の新地湯も目立つ存在で、
伏見の名水に入ることが出来る貴重な銭湯です。

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お昼は舟を眺めながらコンビニ飯。
天気が良い日はこれが最高です。

遠方での歩きなら名物を食べるのですが、
近場ですし食べる機会はいくらでもあります。
何より、節約が肝心です。

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伏見港が近づいてきました。
伏見は京と大坂を結ぶ水運の拠点でもありました。

この三栖閘門は宇治川との水位を合わせるための設備。
築堤改良に伴って昭和4年に作られています。

なんともお城みたいな外観がステキです。

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娘「ここに2人用の椅子があるで!」と喜んで座ってます。

私「いやいや、そこ、椅子ちゃうちゃう」

娘「ええから、とうちゃんも座りー!」

娘の優しさを知れたひと時ではありましたが(汗

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ここから先は宇治川沿いに進むのですが、
通る予定だった橋が老朽化で通れません。

大アクシデント発生!!

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「ルートしっかり調べとかなあかんやん!」

と、至極まっとうなことを言われてしまう始末、

おかげで、東海道五十三次では出会えなかった
極上の藪漕ぎをを体験することが出来ました。

その結果、予定より30分多めに歩くことになったのと
足に大量の”ひっつき虫”がついてきました。

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娘「ママに怒られるで!!」

と、必死に2人して取り合いっこ
まぁこれはこれで良き思い出にはなりました(笑

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横目に京阪電車がひっきりなしに走っていきます。

今回の旅で娘は「プレミアムカー」という言葉を覚えました。
私が子供のころは「テレビカー」と言ったものですが
これも時代の流れでしょうか。

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橙の大輪が薄曇りの京都競馬場に大きく咲いた!

淀宿が近づいてきました。
城下町らしい道筋が続く三川合流の地です。
ここから宇治川は木津川、桂川と合流して淀川となります。

このような場所だったので、
古来から水害に悩まされていた町だったそうです。
昔の絵図を見れば水路があちこちにあったのが確認できます。

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淀小橋の跡にも水路が残る

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駐車場の長いロープを見て
「これ100人で大繩跳びできるやん!」

まー、楽しそうだけども(笑

淀宿のメインは少し先になりますが、
切りの良い京阪電車淀駅でゴールとしました。

次回は樟葉付近までを予定しています。
  
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posted by にゃおすけ at 08:00 | Comment(0) | TrackBack(0) | 東海道五十三次 | 更新情報をチェックする
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