5月から6月は梅花藻が美しく見頃です。
昨年、さわやかウォーキングで訪ねたところ
アウトドアに良さげな場所であることを知ったので、
梅雨前の頃合いに家族で出かけてみました。

まず向かったのは滋賀県醒井養鱒場。
清流が流れる川を活かした施設です。
歴史は古く明治11年からあるそうで、
園内のあちこちに古い痕跡を見かけます。
場所によって昔と今を対比する看板もあって、
レトロファンの心を鷲掴みにしてくれます。


水があるところには大量のマス達。
どれも驚くほど活きの良い泳ぎっぷりで
エサをバラまけば即食らいついてきます。

川遊びが出来るエリアもあるのですが、
余りの冷たさに足が痛くなるほどです。
中には体ごと入っている元気な子供もいて、
水から出たとたん全身震えていました。
まだ梅雨前だとかなり冷たい感じですが
きっと、真夏だと良い感じなのでしょう。

梅花藻は年間を通じて15度前後の場所で、
常に水の流れがある水位が低い場所で育ちます。
日本では見られる地域はごく僅かみたいで、
大量のマスと合わせて貴重な光景です。
さて、そろそろお腹が空いてきました。
釣り場へ移動してマスを釣ってみます。
エサをつけて釣り糸を垂らせば、
10秒も経たずに釣れてしまう簡単さ。
正直釣りの醍醐味はなく流れ作業です(笑
でも、子供には好評だったみたいで、
待たずに次々と釣れる姿に興奮気味でした。
ちなみにここで釣った魚は全て買い取りです。
楽しいからと釣りまくると大変なことになります。

結局6匹で打ち止めにしました。
塩焼き代を加えて大体3500円ほどでした。
そんなに安いということではないですが、
自分が釣った魚をすぐに食べれるというのは、
子ども達にとってかけがえのない貴重な体験です。
係の人が職人技のように次々と焼いてくれてます。
時間帯にもよりますが20分ぐらい待ったでしょうか。

じゃーん!!
塩の加減は絶妙。最高の味。
子ども達は中身だけ食べていましたが、
川魚を食べる機会がこれまでなかったからか、
慎重に食べていたのが印象的でした。
さて、続いては河内の風穴へ移動しました。
醒井から山を挟んだ反対側の場所にあるのですが
直接行く道路がないので遠回りして進みます。
時間的には車で30分なので大したことはありません。
途中には醒井宿や鳥居本宿などあるのですが、
今回は泣く泣くスルーであります(涙
風穴というと天然の冷蔵庫みたいなもので
日本各地にチラホラあったりするのですが、
ここのは規模が違って鍾乳洞をそう呼んでいます。

これが入り口です。
洞内から伝わってくる冷気が凄まじい。
長袖持ってこなかったことに後悔しましたが
中に入ればちょうどよい塩梅になりました。
そして、この大空間!
ここまでのものはなかなかありませんよね。

洞内には30分ほどいたでしょうか。
垂れてるような鍾乳石を見かけなかったので
鍾乳洞というよりは洞窟の印象ではありました。
あとで多賀町立博物館で知ったのですが
河内風穴は非公開になってるエリアがあって
地底湖や鍾乳石が大量にある空間もあるそうです。
しかも、この地域には他にも鍾乳洞があるみたいで
全貌がいまだ掴めてないというから凄いですよね。

この後は多賀大社を参拝して
糸切り餅を買って帰路につきました。
名神は一昔前のことを思ったら空いてますね。
以前は夕方ともなると大阪方面は殺伐としていたのに
時期的なものもあるのでしょうが驚くほどスムーズ。
これは新名神のバイパス効果なのかもしれませんね。
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