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2日目も五月晴れの陽気に恵まれました。
渡し場跡などぶらぶらと。
ここが実質的な佐屋街道のスタート地点です。
娘「なに必死に写真撮ってるねん」
私「ここが今日一番の見どころやで」
昔歩いた時は夕暮れでスルーした場所だったので
我を忘れていました。これじゃいけませんね(汗
芭蕉が佐屋の地で「水鶏鳴と人の云へはや佐屋泊」
と詠んだ記念として句碑(水鶏塚)が置かれています。
場所は街道から50mほど中に入ったあたり。
そこには併設して公園や八幡社もあったわけですが、
娘は当然のことながらブランコで休憩しております。
何気ない寄り道でしたが、
実はこの後、奇跡が起こるのです!
孔雀!!しかも羽全開!!
娘は前々からこれを見たかっただけに大興奮。
私もまさかの出会いに感激してしまいました。
水鶏塚への行きでは死角になって気付かなかったのですが
帰り道で始めて鳥小屋があることに気づいたあたり、
「街道歩きは往復で1セット」という格言は
今回の奇跡を考えるとあながち間違いではありません。
濃尾平野の中を進みます。
懐かしい黒板塀の家もちらほらと。廃道区間もありました。
娘は先ほどからずっとご機嫌です。
恒例の旧道はどっちクイズ。
娘は間髪入れずに右と指をさします。
道の雰囲気から正解がわかるスキルは
3年目を迎えてすっかり会得しているようです。
「だって、ボロっちぃもん」
まー、理由はなんであれ
古いものがわかる能力は認めるべきでしょう。
津島宿は津島神社の門前町。
そして湊町でもあった交通・経済の要衝の地でした。
写真の場所は佐屋街道と津島道との追分です。
折れてしまった鳥居が良い味を出しています。
少し休憩ということで津島児童館に寄りました。
築50年のなかなかの年代ものの施設です。
自治体によってないところもあるのですが、
ちょっとした遊びが出来て有難いものです。
ジェンガ、カード遊び、けん玉などなど
係の人との触れ合いもあって良き時間でした。
「亀!亀がいっぱいおるで!!」
驚くほどの量に思わず興奮して叫ぶ娘。
確かに驚きに値するものでした。
私「これ、たぶん捨てられたもんやで」
そういう言うと娘は黙って見つめておりました。
神守宿。下町・中町・上町と宿場が構成され
旧家が建ち並ぶさまが実に良い感じです。
道路元標を見つけさっそく撫でる(笑
そして佐屋街道で唯一現存する一里塚。
やはり本物は素晴らしいですね。
ここで帰りのバスのことを娘に伝えます。
私「この次のバスに乗るんやで、1時間1本やねん」
私「12:55発でギリギリやねん」
娘「急がなあかんやん!!」
ゴールまで残り3km。
大人なら45分もあれば歩ける計算です。
でも、娘の足を考えると60分はかかります。
で、今の時刻は12時すぎ・・・。
これはちょっとキツイなと考えてると、
娘は今までにないキビキビした歩きを見せ始めます。
なんと、早歩きで歩き始めたのです。
しかも長時間持続して歩くという大人顔負けの姿で。
ここにきて新たな一面を見ることが出来ました。
なんとかバス停には発車の5分前に着きまして、
午後は再び津島市内に戻って津島観光。
津島神社の広々とした境内で一服したり、
堀田家住宅なども見学して宿のある名古屋駅へ。
そして、娘が一番楽しみにしていたと思われる
すみっコの催事が名鉄百貨店であったので寄りました。
あの早歩きパワーの源はこれだったようです(笑
展示物は写真撮影OKだったので
全部パシャパシャと我を忘れるように撮っておりました。
まるで朝の私のような状態となっていましたが、
撮った写真は一体どうするんだろうと不思議でした。
と、まあ娘も私も大満足の1日となりました。
こうして育てられた感性が、今後どのように活かされて発展していくか、それも楽しみになります。
もちろん、そんなの関係ねー、も有りでしょうが。
どうも有難うございました。
ご覧いただきありがとうございます。
歩いて得たことは今はよくわからなくても
将来何かの役に立つと親としては嬉しい限りです。
また機会を見て歩いてみたいところではあります。