ブログ記事には書いてないですが、
2年程前から意識的にやってたりします。
今回、JR西日本のポイントが3月に期限を迎えるので
山陽新幹線チケットに充てることにしました。
やはり無料での往復は嬉しいものです。


足守は岡山の吉備のあたりにある陣屋町。
有名な鬼ノ城、備中高松城の近くあります。
最寄り駅は足守駅で現地まで6kmほどなので
歩いても良いのですが時間が限られてるので、
今回は備中高松駅のレンタサイクルを借りました。
本当はバスがあれば良かったのですが、
乗客減少などの理由で近年廃止されたのだとか。
地方の鉄道旅がしずらくなってきてますね...。


レンタサイクルは電動にしました。
普通のタイプの倍の値段でしたが1000円ほど。
自転車の良いところは気になった場所があれば
道中でも気軽に寄り道できることでしょうか。
バスは直行なので思うようにはいきません。
元々、吉備地方はサイクリングが盛んで
ほぼ平坦で走りやすく春はレンゲの花が咲き誇り、
人気エリアという認識を前々から持ってましたが
自転車道もあちこちにあって実に走りやすいものです。

足守はねねのお兄さんである木下家定が藩祖で
関ヶ原の戦いの後から治めていたそうな。
町には”なまこ壁”の立派な家々が軒を連ねます。
近隣に矢掛や倉敷といった有名どころがありますが、
小規模ではあるものの足守も負けてはいません。
にも拘わらず影に隠れた存在だからか観光客は疎らで
その分、ゆったりと見学することができました。

3月の古い町並みではひな人形を飾ってることが多いですね。
自分にも娘がいることから興味を持って見てはいるのですが、
地方ごとの特色が結構あるもので面白いものです。
関西ではあまり見かけないなと思ったのは
立派な御殿をあしらったタイプのもの。
あと、大きな布にお雛さんを張り付けいるもの。
いわゆる掛け軸タイプというのかもしれません。
いつも思うのですが、
ひな人形は保存、出し入れが大変です。
自分も身にもってわかってはいるのですが、
これ程の量を展示するのは並々ならぬものがあるはずで、
そういう苦労があっての展示なのは忘れてはいけません。


格子窓 漆喰の壁 瓦屋根
陣屋町らしく大名屋敷、庭園もあって見所が多く、
それでいて非常にコンパクト。
まさに地方の良さが溢れた町でした。
レンタサイクルの機動力を生かして
案内の人から聞いた木下家菩提寺の大光寺も見学。
「ここは期待しちゃいけないよ」と言われたとおり、
寺の建物は崩壊寸前で進入禁止になっていました。
殿様の菩提寺なのにと驚いたのですが、
地方財政の厳しさがあるのでしょうか。


高台にある葦守八幡宮を見学して、
岡山で有名な安富牧場でソフトクリームで一服、
そして、新しくなった高松城資料館も見学。
レンタサイクルでなければ寄ってませんでした。
半日の滞在でしたが満喫感が半端なかったです。


午後は岡山市内に移動。
せっかくならと古い家が残るエリア出石町へ。
大都市で古い町並みを探すときは
1945年の空中写真をチェックするのですが、
出石町は空襲から逃れ街道沿いということで
期待値高めでの訪問とウキウキしていました。

たしかに古い家は何軒かはあったのですが、
都市化が進んでいるように見受けられました。
そんな中でも火の見やぐらを見かけたり、
黒塀のある旧家があって癒された次第です。
この日の宿はクーポン割込みで5500円でした。
しかも、朝食夕食込み!!
ただ味は正直褒めたものではありません(笑
でも、値段を考えると文句はないですね。
翌日の町並みで案内人にそのことを言うと、
岡山では結構有名なお宿みたいです。
今の時代ウソのような値段設定。
地方の旅の良さを感じました。
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