JR西日本とタッグを組んでの今回の開催は、
これまでで一番西となったそうです。

春の陽気の中、ムスメ達を連れ出しました。
例のごとく、歩くことを告げないままでしたが、
まぁ、町歩きなので問題はないでしょう^^;
今回は新神戸駅から高速神戸駅へのルートで、
途中には異人館の北野エリアも含まれていました。

神戸と言えば阪神大震災を思い出しますが、
海沿いに比べると山沿いは被害は少なかったようで
今も古い木造の建物も見かけることができます。
神戸北野は景観が美しいところで
多くの観光客が訪れます。
異人館群は共通入場券など設けられてるものの、
全体的にかなり値段が高い印象を受けますが、
保存を考えると妥当かなと思うようになりました。

今回はその中にあるトリックアート館を見学。
室内は昔の面影がないよう見事に改装されていて、
異人館目的の人にとっては少しガッカリですが、
でも、展示的には面白味溢れる内容なので
満足いく人のほうが多いかもしれません。
ムスメ達はこの時ようやく
「また、歩きか」と気づき始めた頃合いで
六甲牧場のソフトクリームを注入しました。

風見鶏の館は北野のシンボル的な存在です。
この辺りは高低差があって建物も立体感が増しています。
神戸市街地をバックに写真を撮りたいならば、
隣の神社から撮影するのが定番のアングルです。
さて、さわやかウォーキングのルートは
事前に発表されていて確認することができます。
今回もルート近くに見所がないか探していたところ、
神戸市立海外移住と文化の交流センターを見つけました。
少し寄り道する形にはなったのですが、
自分なりにルートに変化をつけれるところが、
さわやかウォーキングの良さの一つでしょう。

さて、その移民館。
建物は多少の耐震補強を見受けられるものの、
竣工当時の昭和初期と変わらずの姿です。
一見すると学校のように見えますが、
当時は神戸の港から海外への船に乗る前の、
支度を整える大事な場所だったとのことです。
展示内容は無料にも関わらず凝っていて、
かなり見ごたえがあり満足いくものでした。
てっきりワンフロア程度と思っていたのですが、
こういう予想を覆させられるのは大歓迎ですね。

展示で特に気になったのは2点。
広島、神戸、横浜からの移民が圧倒的に多い点と、
満州や朝鮮への移民の展示がなかった点です。
後者は当時は日本国内でしたから
移住という表現のほうが正しいかもしれません。
広島、神戸、横浜の多い理由は
単純に移民船が出る港だったことがあるようで、
他の県は貧しい人が多かったといったことや、
移民に対する地域の熱心さ的なもののようです。

移民館を出て坂を下れば神戸官庁街。
兵庫県庁や兵庫県公館など立派な建物が多く、
休みの日は人通りは少なく癒しのエリアです。
相楽園という大きな庭園もあります。
そして程なく行くとゴール湊川神社。
先の震災では戦後再建時にコンクリにしたことで、
影響は少なかったそうですが、鳥居は崩壊。
後に再建されています。
神戸でJR東海ののぼりが見れるなんて・・・。
個人的に嬉しい瞬間でした。
そして、今回で参加ポイントが貯まったので
記念にタオルと交換してもらいました。

今回はさわやかウォーキングの魅力の一つである、
地元との連携は少なかったように思いました。
いつもイベントとコラボしてるイメージでしたが、
JR西日本との共同だったこともあるのでしょう。
ルート上に貼られてる矢印の案内看板は、
全て係員が手に持っての案内だったのが印象的でした。
いろんな意味でレアな回だったのかもしれません。
ムスメ達はそんなことは露知らず、
高速神戸駅地下の「そばめし」に舌鼓を打つのでした。
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