2025年07月07日

神戸の近代建築とさわやかウォーキング

恒例のJR東海のさわやかウォーキング。
JR西日本とタッグを組んでの今回の開催は、
これまでで一番西となったそうです。

2025-03-22_09-41-35_273.jpg

春の陽気の中、ムスメ達を連れ出しました。
例のごとく、歩くことを告げないままでしたが、
まぁ、町歩きなので問題はないでしょう^^;

今回は新神戸駅から高速神戸駅へのルートで、
途中には異人館の北野エリアも含まれていました。

2025-03-22_09-47-54_967.jpg

神戸と言えば阪神大震災を思い出しますが、
海沿いに比べると山沿いは被害は少なかったようで
今も古い木造の建物も見かけることができます。

神戸北野は景観が美しいところで
多くの観光客が訪れます。

異人館群は共通入場券など設けられてるものの、
全体的にかなり値段が高い印象を受けますが、
保存を考えると妥当かなと思うようになりました。

2025-03-22_09-53-43_544.jpg

今回はその中にあるトリックアート館を見学。
室内は昔の面影がないよう見事に改装されていて、
異人館目的の人にとっては少しガッカリですが、
でも、展示的には面白味溢れる内容なので
満足いく人のほうが多いかもしれません。

ムスメ達はこの時ようやく
「また、歩きか」と気づき始めた頃合いで
六甲牧場のソフトクリームを注入しました。

2025-03-22_10-44-05_903.jpg

風見鶏の館は北野のシンボル的な存在です。
この辺りは高低差があって建物も立体感が増しています。
神戸市街地をバックに写真を撮りたいならば、
隣の神社から撮影するのが定番のアングルです。

さて、さわやかウォーキングのルートは
事前に発表されていて確認することができます。
今回もルート近くに見所がないか探していたところ、
神戸市立海外移住と文化の交流センターを見つけました。

少し寄り道する形にはなったのですが、
自分なりにルートに変化をつけれるところが、
さわやかウォーキングの良さの一つでしょう。

2025-03-22_11-20-53_358.jpg

さて、その移民館。
建物は多少の耐震補強を見受けられるものの、
竣工当時の昭和初期と変わらずの姿です。

一見すると学校のように見えますが、
当時は神戸の港から海外への船に乗る前の、
支度を整える大事な場所だったとのことです。

展示内容は無料にも関わらず凝っていて、
かなり見ごたえがあり満足いくものでした。
てっきりワンフロア程度と思っていたのですが、
こういう予想を覆させられるのは大歓迎ですね。

2025-03-22_11-21-27_471.jpg

展示で特に気になったのは2点。
広島、神戸、横浜からの移民が圧倒的に多い点と、
満州や朝鮮への移民の展示がなかった点です。

後者は当時は日本国内でしたから
移住という表現のほうが正しいかもしれません。

広島、神戸、横浜の多い理由は
単純に移民船が出る港だったことがあるようで、
他の県は貧しい人が多かったといったことや、
移民に対する地域の熱心さ的なもののようです。

2025-03-22_12-13-20_724.jpg

移民館を出て坂を下れば神戸官庁街。
兵庫県庁や兵庫県公館など立派な建物が多く、
休みの日は人通りは少なく癒しのエリアです。
相楽園という大きな庭園もあります。

そして程なく行くとゴール湊川神社。
先の震災では戦後再建時にコンクリにしたことで、
影響は少なかったそうですが、鳥居は崩壊。
後に再建されています。

神戸でJR東海ののぼりが見れるなんて・・・。
個人的に嬉しい瞬間でした。

そして、今回で参加ポイントが貯まったので
記念にタオルと交換してもらいました。

2025-03-22_12-44-54_074.jpg

今回はさわやかウォーキングの魅力の一つである、
地元との連携は少なかったように思いました。
いつもイベントとコラボしてるイメージでしたが、
JR西日本との共同だったこともあるのでしょう。

ルート上に貼られてる矢印の案内看板は、
全て係員が手に持っての案内だったのが印象的でした。
いろんな意味でレアな回だったのかもしれません。

ムスメ達はそんなことは露知らず、
高速神戸駅地下の「そばめし」に舌鼓を打つのでした。


posted by にゃおすけ at 08:00 | Comment(0) | TrackBack(0) | 近畿ボラボラ_兵庫 | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
コメントを書く
お名前: [必須入力]

メールアドレス:

ホームページアドレス:

コメント:


この記事へのトラックバック