どこでも良いので外に出かけたくなります。
今回もムスメ達とどこか遊びにと考えてたのですが、
何やら急に都合が悪くなって一転して、暇に。
どこか行ってきていいよ!って言われてもねぇ(トホホ
でも、こういう時のために
前々から温めてきた街道があるのです。
ルートと時間配分を既に調べ上げてきたもので
リュックに持ち物を詰めれば即出発できます!
↑詳しいルートと記録は【山行記録のページへ】もご覧ください。
ところが、ここで問題が。天候がよくない。
生憎の曇り空で昼のいっときだけ雨が降らないというので
近場で短距離な道をチョイスしてみました。
それが今回の天野街道なのです。
場所は南大阪。南海電車の金剛駅付近。
西高野街道の岩室という場所から分岐して、
女人高野とも呼ばれた金剛寺へと続く参詣道です。
距離にして9kmほど。これなら楽しめそうです。
追分には彫の深い道標が良い味を出しています。
「あまの山」と「こうや山」の文字が見えます。
いつも思うのですが平仮名はわかりやすいですね。
きっと、彫るほうも楽だろうしWinWinです。
それはさておき、道の舗装が気になりました。
ずっと堺から続いてきた西高野街道は左、
対して、ここから始まる天野街道は右。
カラー舗装は右へと続いている・・・。
一体なぜ?
歴史的な街道では舗装を変えてることが多いですが
天野街道は古くは西高野街道だった時期もあったそうで、
高野、熊野へのメインだったという話があります。
このカラー舗装は、それを意図されたものなのか?
まさか、そこまで歴史を遡ってとは考えにくいですが、
いきなりスタート地点から驚いてしまいました。
ハイキングの看板を抜けると尾根道です。
なだらかでアップダウンが少なく実に快適で、
小学校の遠足にちょうど良さそうな道だと思いました。
私が子供の頃を思い出せば、
山の辺の道や生駒山の山登りなど歩かされました。
ムスメは先日、海遊館に行ってきたそうです。
遠足は「遠くへ自分の足で歩いていくもの」と
勝手ながら思ってたのですが時代は変わりましたね。
とはいえ、明治時代ぐらいまでは
本当に学校から色んな場所へ歩いていっていたそうです。
休憩所が程よい間隔で整備されていて、
信仰の道らしく石仏もあちこちで見られます。
尾根道といっても、すぐ横に住宅地が迫っています。
数段の階段を降りれば森から町といった感じです。
そこには公園もあってトイレの心配も必要ありません。
こんな感じの道だからこそ、
地元の方々の日々の運動にも使われてるようで、
何も持たずに歩かれてる人を多く見ました。
さすがに金剛寺までの通しで歩く人は少ないようですが
今の時代も生きてる街道であることを実感しました。
ただ、今ある天野街道は新たにハイキング道として
かなり整備されたものであることを感じます。
基本はほぼ昔と同じ感じで続いているのですが、
古い地図と重ねると若干違うことが見て取れます。
たとえば、下の写真。
切通しの形状は昔からのものにも見えますが、
車を通すために広げたか新たに作ったものでしょう。
しかも、この場所から右横を見てみると、
先ほどまで歩いていたはずの尾根が並行してるのです。
いつの間に尾根道を降りていたのか・・・。
尾根を探索してみると廃道感がありましたし、
付け替えられた形跡がプンプンしました。
(具体的な箇所はヤマレコ記録をご覧ください)
廃道と思われる一帯
街道では時代毎にルートが変わることがありますが
ことのほか山の中は自然に埋もれていることが多く、
注意深く観察しないと気づくことは困難です。
正解か間違ってるか今となっては難しいことも多いです。
街道歩きの面白さはこういうところでしょうね。
あくまで私個人の楽しみ方ではありますが。
穴地蔵は道標を兼ねていて地名が刻まれています。
でも、赤の涎掛けがあっては文字が見えないですよね。
昔の人はわざわざめくって見ていたのでしょうか?
それは違っていて、
赤の涎掛けは近代の風習で昔はないのが一般的でした。
だから、地名が丸見えでわかりやすかったのです。
とはいえ、赤の涎掛けには意味があって
「子どもの守護仏として信仰されていること」
「赤色が魔除けの色」であると考えられているので、
場所にはよっては昔もされていたのかなとは思います。
穴地蔵さんのご利益ですが
人間の体中のある穴の困りごとを治してくれるそうで
遠方からも訪れる人が多いとのことでした。
清掃が行き届いているのは人気の証拠ですね。
この辺りまでくると
南大阪の田舎風情が遠くまで広がっていて、
先ほどまで見られた住宅地の姿はありません。
金剛寺が近くになれば古い集落内を歩きますが、
かつては門前町としての賑わいもあったことでしょう。
大きな紅葉の木が植わる金剛寺の楼門。
10月のこの日は観光客の姿は私だけでしたが、
知り合いに聞くと紅葉の時期でも少ないそうで、
まさに穴場的な場所かもしれませんね。
今回の街道は約10km。
ハイキングとはいえ全然楽な部類でした。
街道歩き初心者にもおススメできると思います。
私ごとですが次の大阪マラソンに出ることになりました。
トレーニングで街道歩きを少し復活していくつもりです。
過去に2度出てますが10年ぶりのブランクがどうでるか。
街道歩きで鍛えた足でなんとか完走したいものです。
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